2025年7−8月、DMZ Japanはアーリーステージの起業家を対象としたハイブリッド型インキュベーションプログラム「Basecamp」を開催しました。6週間に渡る オンラインによる準備プログラムと、2週間のカナダ・トロントでの集中プログラムを組み合わせることで、「学ぶ→実践→検証→発表」という一連のプロセスを提供しました。 特に、現地でのネットワーキングイベントやピッチ登壇を通じ、グローバル市場での発信力向上と国際的なネットワーク形成を促進し、東京発のスタートアップが海外展開へ踏み出すための基盤構築を目指しました。

オンラインプログラム（7〜8月）
起業の基礎知識・顧客発見手法・AI/ノーコードによるプロトタイピング・法務／財務・グローバル戦略などを学習。連続起業家を含めた、メンター陣による講義・1on1メンタリングを通じ、各自のビジネスアイデアを具体化しました。

トロントプログラム（8月）
北米市場を対象とした顧客インタビュー、ピッチトレーニング、ネットワーキングを実施。現地テック企業のCTOによるセッションや、DMZ本社でのイベント「Japan Night」では、約70名の投資家・企業関係者・行政関係者と交流。複数の事業連携検討が生まれました。

成果とインパクト
参加者は、海外市場での顧客理解・実践的ピッチ・英語での商談スキルを獲得。プログラム前後に実施した自己評価アンケートでは、海外知識・ネットワーク理解が2倍以上、海外展開行動力が約1.6倍に向上。また、トロントでのピッチ登壇では上位入賞者も生まれ、東京発スタートアップの国際的競争力を示す結果となりました。

今後は、東京を拠点にインキュベーションプログラムを展開し、日本国内外の起業家を対象とした支援を本格化させていきます。日加間のスタートアップ・エコシステムの連携をさらに強化し、グローバルなイノベーション創出をさらに推進します。

9月からは第二回Basecamp（2026年春開催予定）の参加者募集を開始しており、さらなる裾野拡大と質的向上を目指して参ります。