
株式会社アットカマタ

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- SU (ステージ不問)
- デザイン
- ものづくり
事業者概要
株式会社@カマタは東京都で町工場が最も多い大田区を拠点とし、点在する空間/不動産、人/スキル、文化/記憶などのリソースを繋ぎ合わせ、エリア全体をクリエイティブな環境に変えることをミッションにしたまちづくり、不動産、建築、アート、デザイン、プロダクトに関する企画開発を実践する会社です。
連携企業

取り組み内容
デジタルファブリケーション技術の普及により、ものづくりの領域において大きな変革が起きているが、日本および東京の強みである「ものづくり」のリソースやカルチャーを生かした起業やエコシステムは十分に育っていません。日本には、多くの優秀なデザイナー、アーティスト、クリエイターが存在するが、その多くが「作品」として制作されることに主眼があり、スタートアップマインドをもとに事業、サービス、プラットフォームとして展開する機運が低いと言えます。また、既存のアクセラレーションプログラムやスタートアップ関連プログラムは、デザイン・アート・建築領域のプレーヤー独自の価値観や思考方法と決して相性が良いとは言えません。以上の問題意識にもとづき、我々はデザイン・アート・建築などのクリエイティブ領域に特化し、ものづくり(プロトタイピング)を軸とした起業やサービスデザインを推進するインキュベーションプログラムを実施します。
取り組み状況
KPI達成状況
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アウトカム / 2025年6月末時点
アウトプット / 2025年6月末時点
実施内容
デジタルファブリケーション技術の発達により、誰もがアイディアを具現化することができる社会環境が整いつつあります。しかし、日本および東京の強みである「ものづくり」のリソースやカルチャーを生かした起業や創業のエコシステムが十分に育っているとは言えません。日本には、多くの優秀なデザイナー、アーティスト、クリエイターが存在しながらも、その多くが「作品」として個別的に制作される傾向にあり、スタートアップマインドをもとに事業、サービス、プラットフォームとして、アイディアの社会的影響力や発信可能性を高めていく機運が低いと言えます。また、資本主義システムが社会の前提にある限り、クリエイションにおける自律性や倫理性を担保するためにも、デザイナーとしての活動モデルや収益モデルそのものをデザインすることが求められる状況にあります。これは持続可能な社会をデザインの力によって実現していくうえでも必要な態度です。
@カマタが展開するFFF Tokyoは、これらの問題意識にもとづき、デザイン/プロダクト/建築領域のプレーヤーが持つ独自のマインド、問題意識、思考方法に最適化された9ヶ月の創業支援プログラムです。クリエイションされる着想や技術を「作品」という枠組みにとどめず、その可能性を社会的インパクトや事業性の観点からも探求し展開していくことをサポートするプラットフォームです。新しいものづくりのエコシステムを構築していきます。
2025年1月からプロトタイピングに特化した創業支援プログラム「FFF Tokyo」の参加者募集を開始しました。定員15組に対し約100組の応募が集まり、最終的に19組が参加者として選ばれました。プログラムは9ヶ月間で構成され、①試作制作、②事業構築の2軸で進行します。さらに年間を3つのサイクル(4–6月/7–9月/10–12月)に分け、4月にはキックオフイベントを開催。参加者と関係者が一堂に会し、事業構築への第一歩を踏み出しました。7月時点では第1サイクルのメンタリングを完了し、現在は試作制作フェーズへと移行しています。
試作制作費補助では、応募のあった企画の中から審査を通過したプロジェクトに対し、資金的援助を行っています。制作支援は7〜9月にかけて本格化し、プロトタイプが具現化されるフェーズに向けて伴走型のサポートを行っています。また、「デザイナーによる事業構築とは何か」を問い直す場として、デザイン・プロダクト・建築などの第一線で活躍する専門家やクリエイターを招いたトークイベントを対面と配信で4回実施。参加者と一般視聴者に向けて、新たなビジネスモデルや創造の手法を共有する機会となりました。
さらに、東京の町工場の技術や製造現場を理解するための工場見学ツアーを3回開催。金属加工や機械操作などの現場感に触れることで、プロトタイピングのリアリティを深める機会を提供しました。今後は7〜9月に試作プロトタイプの具体的成果公開を見据えつつ、FFF Tokyoは参加者の挑戦を引き続き後押しします。
SU支援情報
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